3月の山 十勝岳連峰(北海道)2024.09.06 名峰・名山コラム
今月ご紹介する名山
十勝岳連峰
所在地:北海道
標高:主峰・十勝岳2,077m
2,000m級の雄大な山々
春らしい暖かな日差しが感じられる3月は、間もなく芽吹きの季節が訪れる北海道の十勝岳連峰をご紹介しましょう。
十勝岳連峰の主峰は、標高2,077mの十勝岳。その十勝岳を中心にして、北はオプタテシケ山(2,012m)、美瑛岳(2,052m)、南は上ホロカメットク山(1,920m)、富良野岳(1,912m)という2,000m級の山々が連なります。
十勝岳の登山ルートは多彩で、比較的高い標高まで舗装道路が整備されているため、夏には多くの人が山歩きを楽しみます。冬季、積雪期となると登山は厳しさを増しますが、熟練した登山者にとってもなかなか挑戦しがいのあるものです。
ただし、十勝岳は活火山ですので、立ち入り規制に従うのは当然のこと、状況に応じて引き返す判断も求められます。火山情報をよく確認してから入山することをおすすめします。
一年を通して楽しめる、十勝岳温泉
十勝岳では、冬のスキーはもちろん、春登山や春スキーも盛んで多くの観光客が訪れます。また、夏には可憐な高山植物の花々が、秋にはみごとな紅葉が山を彩り、登山者の目を楽しませてくれます。一年を通して、多くの人々を魅了する山といえるでしょう。
そんな十勝岳の中腹にある十勝岳温泉は、標高1,280mと北海道で最も高い位置にある温泉です。とびきりの絶景を眺めながら、酸性とカルシウムという2種類の泉質の、源泉かけ流しの温泉をゆったりと楽しめます。体力回復や身体を休ませるのにぴったりで、登山者を中心に十勝岳温泉は親しまれています。
つらい花粉症は、症状を軽くする工夫を
この季節、花粉症にお悩みという方は多いのではないでしょうか。花粉症患者の人数は正確にはわかっていませんが、日本人の約3割が花粉症という調査結果もあります。
花粉症の原因は、人の身体に入ってきた花粉に対し、身体が自然に起こす免疫反応です。この免疫反応が過剰に働いたとき、くしゃみや鼻水といった諸症状が現れるのです。
予防法としては、マスクを着けることが一般的ですが、実はそれだけでは十分ではありません。帰宅したら顔を洗う、毛織物よりつるつるした科学繊維の衣類を選ぶなど、花粉を室内に持ち込まない工夫も大切です。また、症状が出始めたら、なるべく初期のうちに医師に相談し、体のバリア機能を保つことをおすすめします。